今月は「オヤカク」についてのお話しです。昨年も一度取り上げたテーマですが、
企業の採用活動で”オヤカク”が更に重要視されてきました。”親”に”確認”を
略して”オヤカク”です。6月1日から企業の面接が解禁されます。せっかく採用
面接を経て内定を出しても、学生の親の反対で内定を辞退するケースがあります。
まず企業側は内定者に対して「親が内定承諾に賛成しているかどうか」を確認し、
続いて内定者の親に「内定承諾の賛成に間違いないか」と” オヤカク”します。

これらの背景は就活に対する親の関心が大きく関係しているようです。日経新聞に
よると、「就活中の子どもにアドバイスしたいか」の問いに、「積極的にしたい」や
「求められたらしたい」の合計が81.7%でした。子どもの内定に対しては「企業に
よっては辞退を促す」と回答した親が22%とのデータもあります。反対に「一切
アドバイスはしない」や「よほど困っている時以外はしない」は17.1%でした。

人材サービス会社の調査では、2017年の採用活動で”オヤカク”を実施した企業は
41.3%でした。その方法は「企業情報資料を親へ配布・送付」(18.4%)が最も多く、
次いで「電話による挨拶」(8.1%)、「親向けの内定同意書を配布・送付」(6.8%)。
また”オヤカク”が必要と考える企業が58.4%だそうです。

大和ハウス工業では保護者向けの説明会を開催しました。主旨は「説明会を通じ、
保護者の方に子供の将来に対して安心感を深めてもらいたい」との事です。
入社式にも親が同伴する時代になりました。内定辞退を防ぐための採用担当者の
ご苦労が伝わってきます。とはいえ、親と会社との接点が全くなかった時代の
人間としては驚くばかりです。

日本経済新聞:「オヤカク」はやり過ぎ?
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30149330X00C18A5XXA000/

ITmediaビジネス:採用のカギは就活生の”親”?
www.itmedia.co.jp/business/articles/1802/28/news108.html

日本経済新聞:大和ハウス、新卒採用「まず親から」
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ16HZ5_W7A310C1000000/