今月は「人材像ワーキング・グループ」についてのお話しです。経済産業省は10月
16日に第1回人材像ワーキング・グループを開催しました。グループの正式名称は
“必要な人材像とキャリア構築支援に向けた検討ワーキング・グループ”です。
これからの時代を生き抜くために、ビジネスパーソンとしてどの様な能力が必要か、
そのキャリアをどう作っていけば良いかを考える検討会です。

このコーナーでも取り上げたリンダ・グラットン氏&アンドリュー・スコット氏の
「LIFE SHIFT」、いわゆる「人生100年時代」が背景にあります。これからの時代は
100歳まで生きることが当たり前となり、20代まで勉強した後40年間働き、その後
引退するという3サイクルでは回らないため、60歳以降も常に新しい知識をアップ
デートして学び続けなければならないという考えです。

それでは何を学べばいいのでしょうか?企業がどの様な人材や能力を求めているか、
それを明らかにする必要があります。ワーキング・グループでは1.「社会人基礎力」
2.「企業の取り組みのあり方」3.「必要な人材像の明確化」4.「リカレント教育の
あり方」等の検討を目的としています。

実は平成18年に“社会人基礎力に関する研究会”からこれらの能力について報告が
なされています。社会人基礎力の主要能力として「前に踏み出す力(アクション)」、
「考え抜く力(シンキング)」そして「チームで働く力(チームワーク)」です。
AI(人工知能)の発展などで人が担う仕事が無くなっていく世の中ですが、必要と
される能力は今と余り変わらないと言えるかも知れません。

経済産業省:人材像WG
http://www.meti.go.jp/press/2017/10/20171013004/20171013004.html
社会人基礎力に関する研究会:「中間取りまとめ」
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/jinzairyoku/jinzaizou_wg/pdf/001_s01_00.pdf