今月は人生100年時代についてのお話しです。東洋経済から「LIFE SHIFT」という
本が出版され話題になっています。これはロンドン・ビジネススクールのリンダ・
グラットン氏&アンドリュー・スコット氏の共著で、100年時代の生き方と働き方に
ついて書かれた物です。この本の内容と会社制度について考えてみたいと思います。

人の平均寿命は19世紀以降延び続けています。日本は世界トップクラスの長寿国で
現在男性が80.79歳、女性が87.05歳です。企業の定年が55歳であった1964年は
男性が67.67歳、女性が72.87歳でした。現在は5年延長されて60歳定年ですが、
寿命的には13-14歳も延びています。今後、何歳まで延びるでしょう?栄養状態の
改善、医療の質向上などで2007年に生まれた日本人の半数は105歳まで生きると
言われています。ちなみに今20歳の人は半分が100歳まで、40歳の人は半分が
95歳まで、60歳の人は半分が90歳まで生きる可能性があるそうです。

これまで仕事の蓄えや年金で定年後の20年程度を過ごしていましたが、人生100年
時代になると40年は過ごさなければなりません。定年後の40年をどのように充実
させるか非常に悩ましい限りです。もしかすると将来は定年が80歳や90歳まで延長
されるかもしれません。しかも変化が速くなっている現代は40年前にメインだった
仕事は今は殆ど無くなっています。今の仕事も40年後には無い可能性があります。

これから経済的にも精神的にも充実するためには人生戦略の修正・転換をしないと
いけない時期が迫っています。これまでの有形資産(お金、車、家など)偏重から
今後は無形資産(学び続ける意思、仲間、健康な身体など)が大切になりそうです。
自分はどう生きるのか、そのために何をすべきかを常に考える必要がありますね。

東洋経済新報社:LIFE SHIFT
(http://store.toyokeizai.net/books/9784492533871/)