今月は「在宅勤務」についてのお話しです。長時間労働の解消や、介護・育児と
仕事の両立などを目指して厚生労働省が主導する「働き方改革」。その取り組みが
各企業で始まっています。特に在宅勤務の導入は有効な手段として導入が進んで
いるようです。

菓子・食品大手のカルビーはこれまで週2日を上限としていたテレワークの日数
制限を廃止しました。テレワークとは社外で勤務することで、社員は配布されて
いるノートPCを使って自宅やカフェなどで仕事ができます。日産自動車は育児・
介護中の社員を対象に2006年に在宅勤務を導入しましたが、現在では生産工程
以外の全社員に適応範囲を拡大しています。

在宅勤務は効率よく働ける半面、会社にとっては勤務時間の管理や情報漏えいの
心配もあります。サントリーはPCにログイン・ログアウトした時間を10分単位で
カウントするスポット在宅勤務のシステムを導入しました。情報漏えい対策では
キリンホールディングスが仮想デスクトップを用いて、自宅PCのアプリではなく
会社のサーバーへアクセスしてアプリやデータを使う方法を用いています。

今後も導入が広がりそうな在宅勤務で、特に女性にとってコミュニケーションの
強い味方になる仕組みも開発されています。在宅で会議に参加する方法として
テレビ会議が一般的ですが、そのために化粧や掃除が負担だと感じる人向けに
資生堂は” テレビューティー”という自動メークアプリをリリースしました。
これを使うと相手の画面には化粧をした顔が写ります。背景をぼかして家の中を
覗かれたりされる心配がありません。在宅勤務をサポートするツールなど新たな
分野でのビジネス・チャンスが広がりそうですね。

カルビー :https://www.calbee.co.jp/csr/social/diversity.php
日産自動車:http://www.nissan-global.com/JP/COMPANY/DIVERSITY/WORK/
サントリー:http://www.suntory.co.jp/company/csr/activity/diversity/
キリンHD :http://www.nikkei.com/article/DGXLZO11961610Q7A120C1TJC000/
資生堂  :https://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000002041