今月は平成生まれの若者が退職する理由についてのお話です。就職・転職情報の
サービス会社が平成元年(1989年)以降に生まれ新卒で入社した後に3年以内に
退職した男女627名を調査したところ、最も多い会社を辞める理由は「自分の
キャリアの成長が望めない」で25.5%でした。次いで2番目が「残業・拘束時間の
長さ」で24.4%、3番目が「仕事内容とのミスマッチ」で19.8%、4番目が「待遇・
福利厚生の悪さ」で18.5%でした。

更に、主要業界ごとの退職理由トップは、小売・不動産・教育・飲食・メディアが
「残業・拘束時間の長さ」、金融・官公庁・レジャーが「キャリア成長が望めない」、
保険・金融が「仕事内容とのミスマッチ」となっています。これらの事から個人の
キャリアを重視する傾向が強くなったと考えられる一方、長年勤めれば報われると
いう考えが薄れつつある事が退職につながる要因だと言えそうです。

一般的に欧米では転職は人生で5回以上、日本では2回以下だと言われています。
日本ではこれまで終身雇用や年功序列の影響で、一度辞めると派遣や非正規雇用で
正社員になり難いとの状況があります。しかし最近の若者の退職率を見ていると、
辞める事自体のハードルがかなり低くなっていると言えそうです。

これからは終身雇用制や年功序列によるキャリアアップが望めない若者に対して、
いかに成長できる場を提供し続けることができるかが重要になります。
また、そのような若者を部下に持つ上司は、自分とは異なる背景で異なる経験を
してきた部下に対してどう関係を築いていけばよいかがポイントです。
弊社は「ゆとり世代の部下」「女性の部下」「シニア世代の部下」「外国人の部下」に
ついての部下別マネジメント研修を提供しています。

Vorkers: http://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_14