今月は話題の憲法改正関連です。とは言え、第96条の改正手続き論や今の政権が
目指している第9条についてではありません。第8章(地方自治)についてです。
ちなみに現在の日本国憲法は、施行以後一度も改正されたことはありませんが、
外国ではメキシコの206回をはじめ、ドイツが58回、フランスが24回、スイスが
23回、アメリカが6回など何度も改正されています。

多くは報じられていませんが、第96条改正が成立すると道州制議論が始まります。
第8章第92条から第95条で地方自治体に関する定めがあり、現在の憲法では都道
府県を含む地方を”地方公共団体”として見ています。
よって海外(アメリカ、ドイツ、スイスなど)にある州政府のような権限が無く、
徴税権、立法権、司法権などは与えられていません。与党の道州制推進基本法案
では外交、国家財政などを除く国の事務を道や州に受け継ぐ検討が出ていますが、
道州制を導入するには第92条から第95条の条文改正が必要かが焦点となります。
弊社も地方自治体の皆様にはお世話になっており、今後の議論を注意深く見守り
たいと考えています。

第2章:戦争の放棄
 第9条:戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認
第8章:地方自治
 第92条:地方自治の基本原則
 第93条:地方公共団体の機関、その直接選挙
 第94条:地方公共団体の権能
 第95条:特別法の住民投票
第9章:改正
 第96条:改正の手続き、その公布