今月は最近のインターンシップ事情についてのお話です。インターンシップは就職を
希望する学生にとっては企業の実情を知ることができ、企業側も採用に直結する人材
発掘の良い機会になっています。日本では1997年に当時の文部省・通産省・労働省が
インターンシップ推進の基本指針を発表し、その後徐々に普及が始まりました。

経団連はインターンについて「5日間以上の期間」で「採用選考活動と関係ない」と
いう条件を掲げています。しかし会社への理解が不十分のまま入社して3年で辞めて
いく新入社員が増えており、企業の理解促進には良い制度と言えるかもしれません。
近年は大学3年生や大学院生を対象とした夏のインターンシップは大学が夏季休暇の
8月から9月が主流です。

ところが経団連の就職活動に関する採用ルール変更で来春入社の学生の選考開始が
8月にずれ込みました。その結果、今年のインターンシップを中止したり、規模の
縮小や延期をした企業が相次いだようです。この夏のインターンシップが延期され、
授業の関係で希望する企業のものに参加が難しくなったり、希望業種や企業を絞る
時期が遅れてしまったなどの影響が出ているようです。

海外では日本のインターンシップに加え、授業の一環として大学と企業が提携する
Co-op Programがあります。専攻する分野の就労経験をするカリキュラムで、就職
対策として利用されています。日本においても、興味のある企業や業界に早い段階
から触れることができる機会が増えることを期待します。

文部科学省:http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/sangaku2/1346604.htm
     (大学等におけるインターンシップの推進)