今月は急速に広がるIT社会で、これまで無かったような新たな問題やビジネスが
生まれているお話です。少し前にベネッセの情報流出が大きな話題になりましたが、
無料通話・メールアプリで利用者が急増しているLINEがKCIA(韓国国家情報院)に
よって傍受され情報を分析されている事が今月になって日本政府に通達されました。
メールやSNSのやりとりは基本的に誰かに見られていると考えたほうが良いのでは
ないでしょうか。

そんな心配をよそに、毎年8月には何と世界中のハッカーが集まってコンテストや
講演を行う「ハッカーの祭典」がラスベガスで開かれています。DEFCON(DEFense
readiness CONdition)と呼ばれ、今年で22回目を迎えました。一例を挙げると、
チーム対抗で互いの防御ホストの攻撃を競ったり、セキュリティ・キーを開錠する
ピッキングのセミナーでピッキング・ツールが販売されていたり、無人飛行機で
上空から携帯電話を盗聴する紹介があったりなど。参加されるハッカーの皆さんは
真剣そのものです。

企業のホームページやブログでいわゆる炎上が発生すると風評被害による会社の
イメージ・ダウンや不買運動、売上への影響や顧客を失う可能性があります。
そんなネット時代のリスク・マネージメントとして「炎上保険」が数社から提供
されています。基本は否定的な噂などを定期的に監視して報告するサービスですが、
対策を別料金でコンサルティングするメニューも提供されています。また炎上と
認定されるとお見舞金が支払われるなど、今まで考えられなかったようなプランも
出てきています。

AFP通信によると2013年推定でSNS人口が全世界で16億人、またITU(国際電気
通信連合)によると全世界で2010年に発信されたSMS(ショート・メッセージ・
サービス)の総数は1.6兆通だったようです。これ程多くの情報が飛び交う世の中、
さまざまなトラブルやビジネス・チャンスの話題に事欠かないのが現状です。
これからはITに関する様々な問題をどのように防ぐかより、発生して当たり前の
問題にどのように対処するかがポイントになりそうですね。

DEFCON HP : https://www.defcon.org/
AFP BB NEWS: http://www.afpbb.com/articles/-/3003650